広く一般にも認知されているカラーコンタクトレンズには視力矯正ができるものもありますが、視力矯正とは関係なくファッションとして楽しむものがたくさんあります。
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カラコンと呼ばれるカラーコンタクトレンズについて。
カラコンは無虹彩眼や虹彩欠損、白内障に対処する治療用でした
今や“カラコン”の通称で、広く一般にも認知されているカラーコンタクトレンズ。
通常の透明なコンタクトレンズと同様に、視力矯正ができるものもありますが、視力矯正とは関係なくファッションとして楽しむものがたくさんあります。
カラコンの歴史をたどってみると、一説にはカラーコンタクトが開発されたのは19世紀と言われています。
はじめは視力を矯正できない度なしのものでしたが、もちろんファッション用ではなく、無虹彩眼や虹彩欠損、白内障に対処する治療用として使われていたようです。
その後、コンタクトレンズが普及する中で、やがてファッション性のある色付レンズが開発されますが、利用者が増え始めたのは使い捨てコンタクトが登場した1980年代の終わり頃と言われています。
カラコンはソフトレンズに着色加工を施しています。
カラーコンタクトレンズは、ソフトレンズに着色加工を施しており、素材に着色剤を溶かし込んだもの、眼球側・まぶた側のどちらか表面に着色剤で印刷したもの、素材の間に着色剤をはさみ込んだものなどがあります。
現在、カラコンの中で視力補正できない度なしのものは、いわゆる「おしゃれ用カラーコンタクトレンズ」と呼ばれて通常のコンタクトレンズと区別されていますが、薬事法では「非視力補正用色付コンタクトレンズ」として通常のコンタクトレンズ同様に規制されています。
それまではファッション雑貨として気軽に買うことができたため、そのほとんどが“カラコン”を使っているというカリスマモデルやタレントに憧れる10代~20代の若い女性に、急速に普及したという背景があります。